Google Search ConsoleとGoogle Analyticsの使い方
はじめに
前回の記事でGoogle Search Consoleの導入をおすすめしました。
「とりあえず登録はした!でも、その後どこを見ればいいの?」という方のために、この記事ではGoogle Search ConsoleとGoogle Analyticsの使い方をお伝えします。
私もSEO対策を始めると同時に2つのツールを使い始めましたが、正直2つある意味があまり分かっていませんでした。
この記事では、2つのツールの違いと、私が実際によく見ているレポートを紹介します。
まず「2つの違い」を理解する
Google Search ConsoleとGoogle Analyticsは、どちらもGoogleが無料で提供するツールですが、見ている場所が違います。
| Google Search Console | Google Analytics(GA4) | |
| 何を見るか | サイトに来る前の検索状況 | サイトに来た後の行動 |
| 主な用途 | 検索キーワード・表示回数・クリック率 | 訪問者数・滞在時間・ページ別の閲覧数 |
| 例えると | 店の前を通った人を数えるカウンター | 店内の様子を見るカメラ |
「サイトに来た後」を見るのがAnalytics、「来る前の検索」を見るのがSearch Consoleと覚えると整理しやすいです。
Search ConsoleとGoogle Analyticsを両方見ていたとき、同じ期間なのに表示される数字が違って「どちらが正しいのか」と混乱しました。
AnalyticsはサイトへのアクセスをJavaScriptで計測、Search Consoleは検索結果でのクリックを計測しているため、計測の仕組みが異なり数字が一致しないことがわかりました。
実際にSearch Consoleでは「クリック数:100」と表示されているのに、Analyticsの「セッション数」を見ると「60」しかカウントされていない。ということがありました。
これは、ユーザーが「クリック」したあと、JavaScriptが読み込めれる前にブラウザの戻るボタンをおしたり、ブラウザを閉じてしまったりというアクションがあったことなどが考えられます。
💡 2つのツールは「連携」させることができます。Search Consoleの検索キーワードデータをAnalyticsで確認できるようになるので、最初に設定しておくと便利です。
Google Analytics(GA4)で実際に見ていること
GA4は情報量が多く、最初はどこを見ればいいかわかりませんでした。
私が実際によく使っているのは次の4つのレポート・機能です。
①どのページがよく見られているか(ページとスクリーン)
「レポート → エンゲージメント → ページとスクリーン」から確認できます。
どのページが何回見られているかが一覧で確認できます。
「よく見られているページはどんな内容か」「逆にほとんど見られていないページはどこか」を把握するのに使っています。
| 指標 | 意味 |
| 表示回数 | ページが表示された回数(同じ人が2回見ると2回) |
| ユーザー数 | ページを見たユーザーの人数(重複なし) |
| 平均エンゲージメント時間 | ページに実際に滞在した平均時間 |
②どこから来ているか(トラフィック獲得)
「レポート → 集客 → トラフィック獲得」から確認できます。
訪問者がどこからサイトに来ているかがわかります。
| 流入元 | 意味 |
| Organic Search | Googleなどの検索エンジンから(SEOの成果) |
| Direct | URLを直接入力・ブックマークから |
| Referral | 他のWebサイトのリンクから |
| Organic Social | SNSから |
SEO対策をしている場合、「Organic Search」の割合が増えていくと対策が効いてきているサインです。
③リアルタイムのアクセス数
「レポート → リアルタイム」から確認できます。今この瞬間、何人がサイトを見ているかがわかります。
SNSで投稿した直後や、施策を変えた直後の反応を確認するのに便利です。また「本当にGA4が動いているか」の動作確認にも使えます。
💡 GA4を設置した直後は、リアルタイムで自分がサイトにアクセスして「数字が動くか」を確認するのが一番簡単な動作確認方法です。
④ユーザーの属性(年齢・地域など)
「レポート → ユーザー属性 → ユーザー属性の詳細」から確認できます。
サイトを見ている人の年齢層・性別・地域・使用デバイスなどがわかります。
「想定していたターゲット層が本当に来ているか」を確認するのに活用できます。例えばBtoB向けのサイトなのに20代の訪問が多い場合、コンテンツやSEOキーワードを見直すきっかけになります。
Google Search Consoleで実際に見ていること
Search Consoleで私がもっとも活用しているのが「検索キーワード」の確認です。
どんなキーワードで検索されてサイトに来ているか
「検索パフォーマンス → 検索結果」から確認できます。「クエリ」タブを開くと、サイトが検索結果に表示されたキーワードの一覧が見られます。
| 指標 | 意味 |
| クリック数 | 検索結果からサイトにアクセスされた回数 |
| 表示回数 | 検索結果にサイトが表示された回数 |
| CTR(クリック率) | 表示された中でクリックされた割合 |
| 掲載順位 | キーワードに対する平均の検索順位 |
「表示はされているのにクリックされていないキーワード」が見つかった場合、タイトルやメタディスクリプションを改善するヒントになります。
Search Consoleのクエリを確認したところ、自分が意図していなかったキーワードでサイトが表示されていることがわかりました。
逆に「このキーワードで来てほしい」と思っていたものは全然表示されていなかったりと、実態と想定のギャップを知ることができました。
💡 掲載順位が11〜20位(2ページ目)のキーワードは、少しの改善で1ページ目に上がる可能性があります。Search Consoleで見つけたら優先的に対策しましょう。
まとめ:実際に使っている5つのレポート
| ツール | レポート名 | わかること |
| Analytics | ページとスクリーン | どのページがよく見られているか |
| Analytics | トラフィック獲得 | どこから来ているか |
| Analytics | リアルタイム | 今この瞬間のアクセス数・動作確認 |
| Analytics | ユーザー属性の詳細 | 訪問者の年齢・地域・デバイス |
| Search Console | 検索パフォーマンス(クエリ) | どんなキーワードで検索されているか |
最初からすべての機能を使いこなす必要はありません。
まずはSearch Consoleの「検索パフォーマンス」でキーワードを確認し、次にAnalyticsで訪問者の行動を把握する——この流れを週1回続けるだけでサイトの状況が見えてきます。
前回の記事でSearch Consoleを登録した方は、ぜひGoogle Analyticsも合わせて設定してみてください。
▶ 次回予告 第9回:むちゃぶりその6 — WordPressで作成せよ
「なぜWordPressを選んだのか」「導入して最初にぶつかった壁」をお伝えします。
